50代からは血色メイク

大人世代に素敵なメイク メイク

各世代のメイクを見ると、メイクをし始めた青春時代のメイクトレンドの原体験に少なからず影響を受け、それを基本としている人が多いように感じます。
眉の描き方、チークの入れ方が年代によって傾向があるのは、その影響が残っているからだと思うのです。もちろん、途中でいろいろ工夫や新しいトレンドは追加されるのですが、やはり原体験の影響は残りがち。ただ、50代ぐらいになってくると、やはり若い時と同じことをして同じように素敵に見えるかというと難しいことが多いのではないかと思います。

メイクをアップデートしよう

私たち大人世代はと振り返りますと
1980年代中盤から後半にかけて青春時代を過ごした今の大人世代。

当時の流行を振り替えると

  •  ナチュラルメイクブーム
  •  DCブランドブーム
  •   カラス族ブーム
  •  太眉

を経験し、化粧をしてないような薄化粧のナチュラルメイクが良しとされ、ヨージヤマモトの世界に代表されるアーティスティックなファッションが流行し「キャリアウーマン風」と呼ばれる色味を出さないメイクが一世を風靡しました。

そんな原体験を持つ私たちは、なんとなくナチュラルメイクを志向しがちなように感じます。

それぞれの世代の傾向なのでいいとか悪いとかではありません。今の40代と50代でも少しづつ経てきたトレンドは違うので一概に年代で切ることはできませんが。

若い世代のメイクから大人世代のメイクへ。目指すべきものが違ってくるのかもしれません。
若い時はお目々ぱっちり、眉キリリ、唇に艶、で、いかにその時々の美人と言われる風にするかが美容系の雑誌などの中心だったように思います。
全員が、とは言いません。あくまでも傾向として。

メイク製品には、「彫深い目元」とか、鼻筋を通して高く見せるとか、「整形メイク」みたいな文字が並んでいます。すごく今の人たちはメイクが上手。本当に上手にメイクされていて羨ましいほどです。メイクは綺麗に「見せる」ためにするものだから、腕を磨いて別人になる程キレイになれたら、それは素敵なことだと思います。お若い世代の方は、です。

というのも、ある程度の年齢になってきますと、たとえお顔の作りが整っていても、なんだか疲れたような(私は「劣化」と理解しているのですが)そんな変化が現れる人が多いように感じます。

とはいえ、同様の世代なのに、なんだか生き生きされている方もたくさんいらっしゃいます。

何が違うのでしょう。

私は「健康感」だと考えています。

大人世代のメイクは健康感ファースト

あなたの周りの素敵な方は、いつも元気だし、元気そうな方ではありませんか?

人間って、すごく本能的な生き物だと思うのです。
強い人がモテる、頭のいい人がモテる。
これって本能的にいい遺伝子を持つ人を選ぶための反応だと思われます。キレイな女性がモテる、若い女性がモテる。これもいい遺伝子を残すために重要な要素です。
でも、意識して判断しているわけではなく、本能的に「いい!」と感じてしまうようになってしまっているわけですよね。

そして「元気」であること、「健康」であることは、好ましいことであり、重要なことなわけです。

これは年齢性別に限らず言えることです。

若い世代では、いい遺伝子として、キレイであることやスタイルが良いこと能力が高いことなども大事ですが、大人世代では、健康がより一層重要な要素になります。
顔の造り以上に「健康である」ように見えることが「素敵」につながってくるのが大人世代です。

やっと本題に入ってきました。
話が長くて申し訳ありません。

さて、健康感ですが、逆に不健康なイメージを浮かべると分かりやすいかもしれません。
青白い血色のない顔、やつれた頬、窪んだ目。と言ったところでしょうか。
その逆、と言いますか、そうならないようにするのが肝心なわけですが、年齢と共に、

•肌のくすみ
•皮膚のたるみ

が出ることで、血色が悪くなり、頬がたるみでこけ気味になり、まぶたもたるむことで張りがなくなります。皮膚がたるめば細胞の重なりが多くなり透明感もなくなります。そうです。不健康そうな状態に近づいてしまうのです。

肌の状態をなるべく劣化させないようにお手入れも大事です。が、一朝一夕に改善はしませんし、肌が若返ることは考えにくい。ですが、血色をよくすることはメイクでできるではありませんか!

チークをすると「メイクしました感が出てしまう」とシャドーカラーを使われている方も見受けられますが、ぜひ、大人世代は血色がよく見える色を選んでいただきたいと思います。

またチークの入れ方も、若い時は頬をシャープに見せるためにシャドーカラーで頬を削るようにみせるのが素敵でしたが、大人世代ではすでにほほ丸みは落下傾向にありますので、むしろふっくらと見えるよう、頬全体にうっすら血色を足すイメージで使っていくのが若々しさを作ります。

頬骨の下に斜めに影を作るように入れるのは、かえって頬がこけて疲れて見え、大人世代にはNGです。

さあ、大人世代のメイクにアップデイトして、素敵に歳を重ねてまいりましょう。

タイトルとURLをコピーしました