更年期の汗

更年期

汗は自律神経で制御されているものなので、更年期に自律神経が乱れるとこれまでの体質とは違う出かたで驚かされることがあります。暑いわけではないのに急に汗が噴き出る「ホットフラッシュ」は更年期の症状として描かれることが多いのでご存じの方も多いかもしれません。日中のシーンとして描かれることが多いですが、汗の異常は日中だけではなく、夜や、就寝中などにも起こりえます。

ホットフラッシュ

のぼせたり、ほてったり、カーッと熱くなったり、汗が止まらないという症状は、更年期に起こりやすく「ホットフラッシュ」と呼ばれます。ホットフラッシュは、年齢だけでなく、緊張やストレスによる自律神経の乱れが引き起こしている場合もあります。電車に乗っているだけなのに、事務をしていただけなのに、急に滝のような汗が流れ落ちてとまらなくなってしまい、自分も回りも驚くようなことがあるかもしれません。筆者は背中の汗がしたたり、下着で吸収しきれず足まで流れ落ちてきて失禁したかのようで恥ずかしかったことがあります。

大量の寝汗

就寝中に急に暑くなり、気づいたら大量の寝汗をかいていたということはありませんか?家族はだれも暑そうではないのに自分だけが汗ぐっしょりで目が覚めるということが起きるかもしれません。筆者も寝汗で目が覚めてしまうことが頻繁にありました。汗の量がすさまじく、衣服を通り越してシーツに寝汗のシミができるほどで、最初は夜尿をしてしまったのかと思ったほどでした。

汗をかいても快適に

そもそも汗の異常を起こさないようにできたらいいのですが、その対策は別項に任せるとして、ここでは大量に汗をかいてしまった時にも快適に生活できる工夫をみていきたいと思います

肌着の工夫

マラソンでもしたかのような量の汗をかくと、汗が落ち着いた後も大変です。洋服までしみるほどの汗で塗れた洋服は気持ち悪いですし、体が冷えてしまいます。日中仕事にでかけてしまうような方は、汗が染みたものを脱げるように下着として1枚追加して着ておくことをお奨めします。なるべく布面積が広い下着を着用していき、汗をかいたらトイレでその下着を脱ぐだけで、その後の快適さが断然違います。上に着ている洋服に染みさせないようなできるだけ生地面積が広い下着がよいです。中に1枚Tシャツをきておくイメージです。下半身はパンツタイプのペチコートを履いておくのがおススメ!足まで滴る汗を途中で吸収してくれます。濡れてしまったら脱いでしまうか、持参した着替え用に着替えればさっぱりと過ごせます。

寝具の工夫

シーツまで染みてしまうほどの汗をかいたら交換したいですが、大きいので頻繁に洗濯するのは大変です。バスタオルを敷いて寝るのがおススメ!バスタオルならシーツほどかさばらないので洗濯も頻繁にできます。勿論、枕もタオルでカバーしておけば頻繁に洗濯でき衛生的で快適です。寝巻は着替えてしまうのが快適!着替え用の寝巻を枕元に置いておけば、すぐに着替えもできて便利です。
また、カーッツとなって汗が止まらないときには氷枕が気持ちよかったです。汗が引くわけではないかもしれませんが、首元をひやすことでほてりが収まる気がしましたので試してみてください。

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